2006年、国では「治験の空洞化」を是正するため「新たな治験活性化5カ年計画」という推進事業を立ち上げました。それと並行して徳洲会グループでは治験活性化事業を開始し、これが各施設への臨床試験(治験)センター設立の始まりとなりました。

当時、設立されたグループ関連企業である「株式会社 未来医療研究センター」による治験受託の一元化や、治験コーディネーター(CRC)の育成、教育、業務支援、業務分担は、グループ内37施設に治験センターを設置することとなり、業務として治験を効率的に実施することを可能としました。全国各地の臨床試験センター(治験センター)と未来医療研究センターは「車の両輪」の関係となり、治験・臨床研究の活性化に繋がったことは言うまでもありません。

昨今、治験・臨床研究を取り巻く環境は大きく変化してきました。

治験は「データの質向上」「厳格な書類作成」「国際的に通じる各種医療機器管理の強化」、また、臨床研究は2018年の法制化実施より「治験並みの管理」「倫理審査の強化」「モニタリング」と改革は尽きません。

これらはもはや医師のみで実施することは困難であることは周知の事実です。
今こそCRCは更に必要とされ、様々なことに取り組み、向上させなければならない時が来たと思います。

徳洲会臨床試験部会は、未来医療研究センタ―と共に組織力を駆使してCRC業務のみでなく監査やモニタリングも可能にしています。

我々は、これからも様々なニーズに対応しつつ、治験・臨床研究を推進することこそ、患者さまへの貢献であるとの強い使命感を持って挑戦し続けてまいります。

徳洲会 臨床試験部会
部会長 清水悦子