臨床試験部会は、すべての徳洲会のグループ病院で実施される治験・臨床研究の支援・推進をおこなっております。

治験・臨床研究では、新しい研究手法が導入され、それに伴い取り扱う情報量は増加しております。IT技術の進化やグローバル化、最近では人工知能の導入の可能性など治験・臨床研究を取り巻く環境が大きく変わりつつあります。すべてのグループ病院がこれらの変化に対して迅速かつ適切に対応していけるように、各病院における施設の整備に対する助言や支援、CRCをはじめとする研究に携わる医療スタッフの充実や研究に関わる全てのスタッフの教育を支援しています。グループ内のすべての施設において均一のクオリティーで治験・臨床研究が実施できるような体制構築を推進しております。
「生命だけは平等だ」という同一の理念の下、「いつでも、どこでも、誰でもが最善の医療を受けられる社会」を目指して活動する徳洲会のグループ病院が、それぞれの病院の特徴を尊重しつつより質の高い治験・臨床研究が行えるように病院間の交流や議論の機会を設けています。インターネットを介した会議だけでなく対面の会議や研修会を開催し、情報の共有化やマニュアルの統一、電子カルテ等の活用方法など業務を標準化しています。徳洲会のグループ病院で実施される治験・臨床研究が、最善の医療を受けられる社会の実現の一助となることを願って支援・推進して参ります。

徳洲会 臨床試験部会
部会長 澤木明